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風邪の季節に役立つ漢方薬:葛根湯 [季節:秋]

こんにちは。青山です。

葛根湯といえば風邪の漢方薬、ですよね。
だからといって、どんな症状にも有効というわけではありません。
では、風邪の中でもどんな症状に効くのでしょうか?

葛根湯は、特に風邪の初期に有効と言われています。

東洋医学では、
風邪は、おもに風邪と寒邪という、風と寒の邪気が、
身体に入った状態のこと。

初期というのは、
風邪と寒邪が、まだ身体の奥まで入っていなくて、
表面近い所にいる状態。

実際の症状としては、

ぞくぞくっときた
首・肩・背中が凝る、こわばる
筋肉や節々が痛い、その痛みが移動することもある

といったもの。代表的な風邪の初期症状です。
この時が葛根湯を服用する時なのです。

葛根湯は、身体を温め発汗させることで風邪・寒邪を追い出します。

でもこれは、あくまでも風邪・寒邪が身体の表面近い所にいる場合で、
もっと進行した風邪には、効果を発揮しません。

ですから、葛根湯を服用する場合、そのタイミングがとても大切になります。

・・・・・・・・・・

葛根湯は、
風邪の初期症状としての首・肩・背中が凝る、こわばる
といった症状に有効、とあります。

でもこれを逆手に取って、
首肩背中の凝りに、葛根湯が効く
と言う人がいました。

う~ん、これは・・・。
どんな凝りにも葛根湯、というわけではないんです。
風邪の初期症状としての首肩背中の凝り、
言い換えれば、
風邪・寒邪に身体の表面近くにあることによる凝り、
に、葛根湯は有効ということです。



青山鍼灸院HP

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