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五行論6:五臓六腑「心」を例に [鍼灸治療・東洋医学]

五臓六腑は単独で存在するのではなく、それぞれ関係を持っています。

心(心臓・五行の火)を例にしてみましょう。
鍼灸治療では、心臓が悪いからといって、心臓のツボだけに鍼をするわけではありません。
他の臓腑がどのようになっているか、詳細に見ていきます。

たとえば、心拍数が速くバクバクしてしまうという場合、
心の機能が行き過ぎている、亢進しているわけです。

そんな時、行き過ぎを抑えてくれる相手って?
そう、火と相剋関係にあり、自分を剋し抑えてくれる水、
すなわち腎の機能が必要になります。

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ところが、もし腎の力が弱い場合、心の行き過ぎを抑えることができなくなります。
こんな時、心の行き過ぎを抑える治療だけをするのではなく、
弱い腎を補う必要があるのです。

これは説明のための簡単な例ですが、
こんな感じに五行論を使って、治療をしたりしています。

同じ様な症状といっても、人それぞれ微妙に違うわけです。
ですから鍼灸治療では、オーダーメイドの治療が必要。
また、それが鍼灸治療のおもしろいところでもあります。




青山鍼灸院HP

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