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リーキーガット症候群4:改善するには [お腹の話]

リーキーガット症候群を改善するには、
どうしたらよいのでしょうか?

リーキーガット症候群の人の腸は、
・腸壁がこわれている、痛んでいる
・善玉菌が少ない
という特徴があります。
これを改善させなくてはなりません。

こわれた痛んでしまった腸壁を治す「特攻薬」はありません。

エゴマ油やアマニ油、
アジ、サンマ、イワシなどの青魚に豊富に含まれているオメガ3脂肪酸には、
腸粘膜の炎症を抑えて腸壁を保護する働きがあります。

また、鯛に含まれているEPAは
腸粘膜を修復したり炎症を抑える作用があります。
更に鯛に含まれているビタミンB6は
大腸がんのリスクを低下させる栄養素として注目されています。

L-グルタミンはアミノ酸の一種、
大腸粘膜の重要なエネルギー源で腸壁のバリア機能を
増強する働きがある栄養素です。

また、L-グルタミンは
リンパ球やマクロファージなどの免疫細胞を増強する働きがあり、
外部から侵入した有害菌に対して攻撃を仕掛けて強力に排除します。

更に、L-グルタミンは傷ついた腸壁の修復に欠かせない栄養素であり
腸の細胞を修復、再生を高める働きがあります。

L-グルタミンは、
鰹節、大豆、きな粉、アーモンド、生魚、生肉、生卵、発芽大麦などに多く含まれています。

腸粘膜の炎症を抑えるものに、
クルクミン(ウコンに含まれているターメリックの活性成分)
ケルセチン(玉ねぎに含まれる)
などがあります。

腸壁を改善するにも、食生活が大切ということですね。





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リーキーガット症候群3:改善するには [お腹の話]

リーキーガット症候群を改善するには、
どうしたらよいのでしょうか?

リーキーガット症候群の人の腸は、
・腸壁がこわれている、痛んでいる
・善玉菌が少ない
という特徴があります。
これを改善させなくてはなりません。

まず、善玉菌を増やすには、
善玉菌、もしくは善玉菌を増やしてくれるものを摂取する必要があります。
摂取の仕方は、大きく3つあります。
・食べ物
・サプリメント
・薬


善玉菌を増やすためにプロバイオティクス(腸内有益菌)の摂取が有効。
その場合、もともと人の腸内に棲みついている菌、
ビフィズス菌、アシドフィルス菌、ガセリ菌などがベターです。
これらはどれもカンジダと戦える菌、
悪玉菌を減らし、腸粘膜の破壊活動をやめさせてくれます。
これらの菌が入った乳製品がいろいろ出ていますね。

発酵食品もぜひ摂りたいもの。
味噌や納豆、ぬか漬け、ザワークラウト、ヨーグルトなどは
天然のプロバイオティクス。

腸もれを防いで予防改善する食べ物として
アメリカで発表された論文では、
お酢に多く含まれている「短鎖脂肪酸」がよいとされています。

短鎖脂肪酸は、
腸内細菌のビフィズス菌がオリゴ糖を分解して生成する酢酸やプロピオン酸などです。
短鎖脂肪酸は、お酢に多く含まれています。

オクラ、山芋、モズク、メカブなどネバネバしたものは、
腸壁の粘膜を保護する働きがあり有効です。
食物繊維は腸内細菌によって分解されて短鎖脂肪酸が生成されるのです。

【善玉菌を増やす食べ物のポイント】
・プロバイオティクス(腸内有益菌):
ビフィズス菌、アシドフィルス菌、ガセリ菌など
発酵食品(味噌や納豆、ぬか漬け、ザワークラウト、ヨーグルトなど)

・酢

・ネバネバ食材:オクラ、山芋、モズク、メカブなど


サプリメント、薬(整腸剤)は、いろいろなものが出ていますが、
自分にとって有効なものと、そうでないかがあります。
自分にどれが有効かは、実際摂取してみないとわからないですね。



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リーキーガット症候群2:検査方法 [お腹の話]

リーキーガット症候群かどうか知るにはどうしたらいいのでしょうか?

・IgG抗体検査
免疫細胞のB細胞が作る免疫グロブリンの一種であるIgG抗体の
食物アレルギーの反応を調べる検査。
IgG抗体検査では複数の検査項目が陽性であれば
リーキーガット(腸もれ)があると考えられます。

・ゾヌリン検査
ゾヌリン検査は腸管浸漏症候群検査といい、リーキーガッドを調べる検査です。
ゾヌリンは小腸で放出され腸粘膜細胞の隙間を開かせるタンパク質。
ゾヌリンの細胞受容体は、小腸や大腸の他にも心臓や脳にも存在しています。
これらの臓器にはゾヌリンが密着しています。
しかし、腸壁に穴が開くとゾヌリンが血中に入り込みます。
血中のゾヌリン濃度を検査することで
リーキーガットの重症度の判定をすることができます。
ただし、肥満やグルコース不耐症の人でも
ゾヌリン濃度が上昇している場合があります。

・便の検査
便を分析し、細菌バランスなどをチェックすることで、
リーキーガットかどうかを調べます。


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リーキーガット症候群1 [お腹の話]

リーキーガット症候群(LGS:Leaky Gut Syndrome、「腸管壁浸漏症候群」)とは、
腸壁に損傷もしくは穴ができてしまったため、
本来腸内にあるべき物質が漏れ出し、
さまざまな疾患を引き起こす病態のこと。

免疫系は、
本来腸内にあるべきはずの漏れ出してしまった物質を
異物と判断し、攻撃します。

リーキーガット症候群の代表的な症状
・アレルギー(アトピー,喘息、花粉症、etc)
・腸の不調(過敏性腸症候群、便秘、下痢、etc)
・自己免疫疾患(関節リウマチ、慢性疲労症候群、1型糖尿病、全身性エリテマトーデス、etc)
・原因不明の頭痛、偏頭痛、腹痛、発熱
・精神障害(うつ、統合失調症、パニック障害、etc)

リーキーガットの主な原因
・食生活の乱れ
・精製炭水化物(白砂糖、白小麦など)グルテン(小麦のたんぱく質)
・アルコール、カフェイン
・食品添加物
・食べ物の残留農薬
・水道水の塩素
・重金属、化学物質、石油化学製品
・環境ホルモン
・放射性物質
・抗生物質、制酸剤(胃薬)、頭痛薬(アスピリン、イブプロフェン、インドメタシン)
・ホルモン剤(ステロイド、ピル)
・免疫抑制剤
・歯科用充填剤(詰め物)
・ウイルス、細菌、カビ(カンジダなど)
・ストレス

抗生物質を内服すると、腸内細菌が全滅します。
すると、いつもは善玉菌が監視しているカビやウイルス、細菌が一気に繁殖。
特にカンジダが異常発生(カンジダ症)します。

カンジダはもともと人の腸に棲んでいる常在菌(イースト菌の一種)。
ふだんは腸内の善玉菌に押さえつけられておとなしくしていますが、
善玉菌がいなくなると、腸内に毒素をまき散らすのです。
これが、腸粘膜を傷つけ、リーキーガットを引き起こす。

原因が抗生物質以外のケースでも、
リーキーガットの人の腸内では、カンジダが多いそうです。

上記のような原因物質が腸に入ってくると、
善玉菌が減少し、悪玉菌やほかの細菌、ウイルス、カビ、カンジダなどが増え、
腸内毒素を大量発生させ、腸粘膜を痛め傷つけるのです。

【まとめ】
抗生物質や上記原因物質が腸内に入る

善玉菌減少、悪玉菌・細菌やウイルスなど増加

腸内毒素大量発生、腸粘膜を痛め傷つける

リーキーガット症候群



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足のスネ・胃腸のツボ刺激 [お腹の話]

足三里から足首にかけてのライン、ここは胃腸に関係する経絡。
また、足の疲れ、むくみなど、足全般の血流に関係する場所です。

ここをツボ刺激する時、
押している手・指をグイグイ動かすのではなく、
押されている足のつま先を動かすと(写真のようにポイント-フレックス)
これまた押している手が疲れず、かつ効果的。
足三里足三里
オフィスでやってもいいし、家でやってもいいし、
お風呂の湯船でやるのもおすすめです。


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