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【第24回】鍼灸と乳がん治療 [がんと鍼灸]

今こそ体調管理(カテゴリー:日々の生活)

私は(2020年)3月から在宅勤務になりました。
この新型ウィルスの影響で、職場がそのような判断を下しました。
この生活は最短連休明けまで続きます。

リモートワークになった当初は「会社に行かなくてラッキー!」
という気持ちがあったものの、そう思えたのは前日までで
家で仕事を開始してからはそれなりの負担や疲労があることを感じます。
それに加えて有名人の死亡や日に日に増える感染者数のニュースなど、
精神的にもすり減ることも増えてきました。

今、こんな状況になってしまって世の中が大きく変わったと感じます。
新型ウィルスの影響で変わったこと、大きく分けて3つあるのではないかと思います。
① 目に見えないウィルスから身を守るための意識と行動
② 医療機関が麻痺することを念頭に入れた生活と体調管理
③ 家で過ごす時間を充実させること

私は食料品を買いに出かける以外はほとんど自宅で過ごしています。
なので①のウィルスから身を守る生活、少しはできているかなと思います。
ですが、問題は②だと思っています。
このまま感染者が増え、医療機関が麻痺したら気軽に病院にいけない、
診てもらえないということになります。

自分の身は自分で守る、ということを実感せざるを得ない状況。
病気にならない生活を送ることが本当に大事だなと思います。
③にも関わってきますが、今こそ徹底的に自分の体と生活に向き合う時間に
充てるべきなのかもしれません。

丁寧にご飯を作って食べるとか、たっぷり時間を取ってお灸をするとか、
自分でできる免疫力アップ方法を考えるべきだなと。

そういえば、大切なことはドリフが教えてくれたという人がいました。
「風邪ひくなよ」「風呂入れよ」「宿題しろよ」「歯磨けよ」
生活の基本だなと思います。今、免疫力を高めることに大事なことです。

つづく


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【第23回】鍼灸と乳がん治療 [がんと鍼灸]

腕のむくみに鍼灸(カテゴリー:予後)

先日A先生に
「Rさんって手術後、腕むくんだ?」と聞かれました。

私は胸の手術と同時に脇のリンパも手術しました。
「脇や胸を手術すると腕がむくむ方が多いので気をつけてください」
と看護師さんから説明を受けました。

腕がむくむと左右差がこんなに違いが出ます!的な比較画像と一緒に、
腕がむくまないための生活を送りましょう、
といった内容が書かれた冊子をもらった記憶があります。
(手術した方の腕で重い荷物を持たないようにしましょう、
といった生活のことや、むくんだときのマッサージ方法など)

私がまだ病気の恐怖に震えている頃、リンパの手術をしていない同病者に
「Rさんってリンパも取るんでしょ?
きっとむくみがひどくなるよ。
腕がむくむと一生半袖の服が着られなくなるらしいよ。
私の知り合いは年中長袖を着ているし、Rさんもそうなるかもね」
と言った人がいました。

(今思うと、誰得にもならない情報な上に悪意しかない発言。
これぞ同病者の中でよくあるマウンティング!!)

手術後、確かに腕が重だるい時があったので「これか」と思っていましたが、
よく考えたらそんな時期はすぐに終わり、
むくみを気にすることはなくなっていました。

先日、ある同病者に
「腕辛いでしょ?私もしんどくてー」と言われたので
「うんまぁ、そうだね」と言葉を濁しましたが、
正直腕のむくみで悩んでいません。

A先生曰く、何人か私と同じような手術をされた患者さんを見ているそうですが、
むくんだという話を誰からも聞いたことがないそう。

全員共通するのは術前、術後からずっとA先生にお世話になっていて
鍼灸を続けていることです。
これについてはA先生の見解があると思いますが、
乳がん手術後の腕のむくみが気になる方、鍼灸を試してみてはいかがでしょうか。

つづく


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【第22回】鍼灸と乳がん治療 [がんと鍼灸]

胸の再建③(カテゴリー:再建)

胸にエキスパンダーを入れ、生理用食塩水を入れ続けて8ヶ月。
もともとある胸よりエキスパンダーのほうが大きくなったら、再度手術。
エキスパンダーを抜いてシリコンバッグに入れ替えます。

手術自体は40分程度。寝ている間にあっという間に終わり、
1時間横になったのちにそのまま帰りました。いわゆる日帰り手術でした。

心配して田舎にいた母が付き添ってくれましたが、
待合室で週刊誌を少し読んで、
クリニックにくる患者さんを観察している間に終わった、
というほど付き添う人もあっという間だったようです。

担当医が言うには、麻酔をかけられ眠っている間、
私は何度も上半身を起こされていたようです。
何度もシリコンバッグのバランスを正面からチェックし、
左右を見ながらベストなポジションを見ながら進めるそうです。

女医さんですが、そのあたりの配慮はありがたいなと思います。
手術後定期的に検診にいきましたが、
毎回言われるいのはクリームで保湿しながらしっかりマッサージすること。
それによって皮膚が硬くならずふわふわで弾力のある胸が保てるそう。

そんな感じで胸の再建は1年かけて終わりました。
それからしばらくして、
今度は乳頭のことを考えるわけですが続きはまたにします。

しかし、再建についていちばん気になるのは費用のことではないでしょうか。
2012年までこの人工インプラントの手術をするには100万円かかったそうです。
それが2013年以降、保険が適用されることになり、
私は良いタイミングでした。

正確に思い出せなくて申し訳ないのですが、
生理用食塩水を入れるのは1回1000円程度。
シリコンに入れ替える手術は確か20万程度。
(もっと安かった気もします)

これは高額医療費の申請ができるので実際のところ、
そこまでかかっていないと思います。

自家組織で手術をする場合はやはり100万程度かかるそうです。
そして入院期間も長いそうなので、予算と時間がある方向き。

どこまで追求するかによりますが、
私の感想としてはシリコンでも随分胸のことを気にしない生活を送れています。
ひとつの参考にしていただければと思います。

つづく


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【第21回】鍼灸と乳がん治療 [がんと鍼灸]

胸の再建②(カテゴリー:再建)

私は手術と同時に胸にエキスパンダー(人工インプラント)を入れました。
手術後に胸の喪失感がだいぶ減る、
とのことでしたが私もそうだったなと思います。

私は服を着たときのシルエットの違和感や喪失感を
少しでも軽減することを考えて希望しました。

人工インプラントは、手術後に平らな胸を見るより、
少しでも膨らみがある方が良いと思う人にはオススメします。

乳がん仲間の考え方はそれぞれで
「病気の悪だから、いっそのこと根こそぎとって、何もないほうがいい」
と再建を考えない人もいましたし、
子供がいる人は
「小さい子供と一緒にお風呂に入った時にびっくりすると思ったから再建した」
と言う人もいました。

樹木希林さんは乳がんになったときに
「胸なんて邪魔だと思ってた」
とコメントされていて胸に対する価値観は人それぞれだなと思います。
何が良いか、何を選択するかは自分次第でいいと思います。

私が手術と同時に入れたエキスパンダーとは組織拡張器です。
拡張器は後から入れるシリコンバッグのスペースをあけるためです。

手術時に乳腺部分を除去し、除去したスペースに風船のようなものを入れます。
皮膚は放置するとのびなくなるそうで、
胸の皮膚を出来るだけのばすことが必要なのだとか。

そして術後1ヶ月後から、そのエキスパンダーに少しずつ生理用食塩水を入れて
皮膚をのばすことを行なっていきます。

専用の注射器で生理用食塩水を足していくのですが、
だいたい1回50mlから100ml、それを月に1回程度、
胸の再建専門のクリニックで入れてもらいました。

ちょっと面白いなと思ったのは、
生理用食塩水の量が自由自在だということ。

入れるだけ入れて「なんか重い、苦しい」と言えば
「はいはい」と言いながら注射器で水を抜いてくれました。

そうして私は約8ヶ月エキスパンダーを入れた生活を送りましたが、
辛かったのは胸の左右差があるためバランスが悪く
肩こりがひどくなったことです。
もともとひどい肩こりだったのが、
肩と背中の重だるさは修行のようでした。

術後はなるべく腕を動かし、運動もOKでしたが、
なかなか肩や背中の痛みは改善されませんでした。

そんな中、ずっと続けたのはお灸でした。
もうなんでもお灸に頼っていますが、
痺れからエキスパンダーの辛さまで万能だったなと思います。

胸の再建について、つづく。


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乳がん手術後の後遺症 [がんと鍼灸]

乳がん手術後の主な後遺症に、
・リンパ浮腫(ふしゅ)
・手術跡の恒常的な痛み
などがあります。

リンパ浮腫とは,
リンパ節郭清や放射線療法が原因でリンパ液がたまって
腕が腫(は)れた状態になることです。

乳がんのガイドラインによると、
手術後しばらくの間は、手術をした側の腕には
鍼やお灸,強い力のマッサージ,
美容目的のリンパドレナージやマッサージは
絶対に行わないようにしましょう、となっています。

おすすめされているのは、
①圧迫療法:弾性着衣(スリーブやグローブ)や弾性包帯(バンデージ)を使用
②圧迫療法をしている状態での運動療法
③用手的(手で行う)リンパドレナージ
④尿素配合の保湿クリームなどによるスキンケアを適宜組み合わせる治療法

手術後の胸部からわき,上腕にかけての痛み,
違和感やしびれなどの知覚異常は,
多くの場合,術後数カ月で和らぎます。

しかし,神経痛のようにきりきりとした感覚の痛みや鈍痛などは,
数年以上たっても消えない場合があります。
このような慢性的に痛みが続く状態は,
「乳房切除後疼痛症候群」と呼ばれています。

原因は,はっきりとわかっていませんが,
手術や放射線療法や抗がん剤治療による神経の損傷が
関与するのではないかといわれています。
手術後10年が経過しても約2割の患者さんに認められるという報告があります。

多くは,再発とは関連のない術後の慢性的な痛みであり,
軽快しない場合は担当医に相談してみましょう。

またこのような症状に鍼灸治療も有効です。
(WHOでも認められています。)


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