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五十肩のケア [五十肩]

こんにちは。青山です。

五十肩になったら、筋肉が固まらないように運動した方がいいの?
こんな質問をよく受けます。
さてみなさん、どう思いますか?

急性期
五十肩を発症してすぐの頃で、
痛みもかなり強く、炎症を起こし熱を持っている状態。

動かすだけで激痛、動かさなくても痛くてたまらない、
こんな時は無理をしない(できない!)

無理をすると、返って悪化してしまいます。

熱を持っている場合は、炎症を抑えること。冷やして下さい。
そして、できるだけ安静。重い物は持たない。なるべく肩を使わない。

マッサージは、さする程度で、血液の循環を良くするように。
肩関節周辺だけでなく、腕、手の方まで行います。
強い刺激を与えると、炎症を促進させてしまうこともあります。

安静と言っても全く動かさないでいると、固まってしまい、治りが悪くなります。
米国の医師コッドマンが考案した「振り子体操」という体操があります。
別名「アイロン体操」とも言われ、これは五十肩には超有名な体操!

おもり(アイロン)を持って、ななめ45度くらいの前かがみになり、
前後と左右に振り子のように腕を動かします。
この時、勢いはつけないようにしましょう。

腕とおもりの重みで自然に腕が引き下げられ、動かすときの痛みが軽減。

急性期でもこの運動を、1回につき前後10~20 回、左右10~20回を
一日2、3セットくらい行うとよいでしょう。

ただし、これで痛みが出て、症状が悪化するようでしたら、ストップしましょう。

慢性期
急性期から1~3ヶ月ほどすると、慢性期に移行。
肩の痛みも一段落。急性期の「刺すような痛み」は軽減。
しかし、まだ腕を動かすと痛いし、運動制限もある、
たまに急性期のような激しい痛みがある、という状態です。

この時期には、肩を温め、血行を良くし、筋肉を柔らかくすることが大事。
毎日、入浴したり、ホットパックやカイロなどで肩を積極的に温めます。

ただし、触ってみて炎症がある時は、冷やして下さい。
使い過ぎた時などは、熱を持っていることがよくあります。
炎症がおさまったら、逆に冷えないように温めます。

また運動も急性期より少し積極的に行いましょう。
動かさないでいると、固まってしまいます。

肩が回せるようであれば、リフレッシュ体操の「横寝肩回し」はおすすめ。
(カテゴリーの「リフレッシュ体操」をご覧ください。)
実はこれ、五十肩のリハビリのために考えたものなんです。

回復期
痛みや不快感がだんだんと少なくなり、手が動かしやすくなります。
ここまで来るには個人差があり、半年~1年、またはそれ以上かかる人もいます。

この時期は、痛みが消えて一番油断しがち、
肩を動かさないと癒着したための運動制限がいつまでも残ります。
もうひとがんばりです!!


また、どの時期においても、鍼灸治療は有効です。


(c)Copyright 青山鍼灸院 All Rights Reserved

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