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熊野の本物の酢 [食生活]

こんにちは。青山です。

新宿高島屋の地下食料品階に行ったら、見慣れた酢が、、、
熊野から取り寄せてる我が家で使っている酢ではありませんか。

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期間限定(2015年5月26日火曜日までですって)で、
ブースを出して販売しているそうです。

この酢は、以前、京都造形芸術大学で、
お酢の講義に参加させてもらった時、出会ったもの。

以下、そのことに関する記事をまとめました。

・・・・・・・・・・

味には、酸、苦、甘、辛、鹹(しおからい)の5つがあります、
といった五行の話が出てきたりしていました。
(五味:木=酸、火=苦、土=甘、金=辛、水=鹹)

このあと、五味の中の「酸」に特化して、いろいろな味の酢を味わうことに。
いわば利き酒ならぬ利き酢です。
用意されていたのは、こちらの酢。

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熊野の山奥で、杉の木桶でじっくり熟成させて作った本物の酢。
シンプルな米酢から、黒酢、ポン酢、三杯酢など、いろいろな種類があります。
これらをおちょこにとって少しずつ試飲。

私はまず米酢からいきました。
においをかぐと、まろやかで濃厚な酢の香りにホワ~っと包まれます。
香りの密度がとても高く、厚みがありように感じました。
口に含んでみると、まるでみりんのようにトロ~としています。
でも、酢です。

その他の酢も、味や香りはいろいろあるけど、
基本的なところは同じ。

さて、20種類以上でしょうか、いろいろ利き酢をしたあと、
最後に大量生産されているメーカーの酢を味見することに。

においをかぐと、最初あまり香りが来ない。
くんくんにおいを吸うと、ツーンと酢のにおい。
熊野のあの芳醇な香りとは雲泥の差。

味見は、、、私はしませんでした。
実は普段からこういう酢はダメなんです。

周りの学生さんたちは、
わー、まずい!
舌がピリピリする!
飲みたくない!
そんな反応でした。

良い物、本物を味わうと、そうでない物がわかるようになるのですね。

さらにこの後、学生さんたちはグループにわかれ湯豆腐を作ります。
そして、自分の好きなようにブレンドした酢で湯豆腐を食べるのです。
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調理中

みなさん、楽しそうにやっています。
男子もいたって普通に包丁をにぎって、切っています。
今時の若者はそうなのね~、なんておばさんは思ってみたり。

湯豆腐を食べ終わると、残ったスープで雑炊に。
みなさん、とっても楽しそうです。
こんな授業、私も出たいよ~、心からそう思いいました。

ほんとに身体に良い、本物の食を伝えていくことって、
とても有意義で、必要なことです。

頭で理解するのではなく、舌で、感覚で味わうと、
それを身体は覚えます。
そして本物とまがい物、身体がほんとに必要としている物とそうでない物が
わかるようになるんだと思います。


【余談】
熊野の酢は、熟成に1年、またはそれ以上かけます。
しかし、工場で大量生産される酢の熟成時間は、数時間ほどだそうです。



●青山鍼灸院HP



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