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筋肉注射の痕 [鍼灸治療・東洋医学]

こんにちは。青山鍼灸院のaoyamaです。

昭和30年代生まれのMさんの話です。

Mさんは子供の頃、近所の病院に行くと、
よく太もも前面に筋肉注射をされていました。
Mさん曰く、なんか抗生剤を入れられていたそうです。

何度も同じ場所に打つせいか、
太もも前面の筋肉は硬く萎縮し、ペコンと凹んだ状態になり、
成長しても、この部分はそのまま硬い状態で、
大きな凹みとなっていました。

当時、この病院に行っていた子供は、みんなそうなっていたそうです。

そしてMさんは、もうこれはしょうがないもの、とあきらめていました。

Mさんは週に1回、定期的に身体のメンテナンスのため治療にいらしていただいてきます。
そういう方なので、筋肉注射のあとに、毎回鍼治療をしてみませんか?
と提案してみました。
改善するかわからないけど、だめもとでトライしてみましょう、ということ。
すぐに、Mさんは快諾してくれました。

変化は徐々に表れました。
筋肉注射のあとは、少しずつ、少しずつ、柔らかくなっていったのです。

当初、筋肉注射のあとをさわられると、
なんとも言えない不快感があったそうですが、
それもなくなっていきました。

太ももの筋肉の動きも、スムーズになってきています。

筋肉注射のあとに鍼治療をするようになってから2年半ほど経ちました。

最初と比べたら、凹み具合は浅くなり、硬くなっている部分も小さくなっています。
血流がよくなっているのも、実感できるそうです。

筋肉注射の痕がなくなることはないかもしれませんが、
これからもコツコツ続けて、
少しでも良い状態になったらいいな、と思います。

何十年も前の古傷でも、やれば変化するんだ、そう実感しています。















タグ:筋肉注射
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