リンパの流れは戻るのみ

(昨日のつづき)

身体中にしみ出た組織液のうち約10％がリンパ液となり、毛細リンパ管へ、
そしてリンパ管を流れ、静脈へとつながります。
最後は血液と合流するわけですね。

このことからわかるように、
リンパの流れは戻る方向のみなのです。
リンパ系には、心臓のように原動力となる器官がありません。
なぜ戻るかというと、弁があり逆流を防いでいるからです。
静脈と同様ですね。

筋肉が動くことによって、それがポンプとなり、
弁があるため、ちゃんと戻る方に流れていくのです。

ということは、、、
筋肉を動かさないと、ポンプ作用が働かないため、
リンパの流れ、戻りが悪くなるわけです！

リンパ管の太いものは静脈に、ごく細いものは毛細血管にほぼ一致しています。
ですから、血液の戻りが悪くなっているということは、
同時にリンパの戻りも悪くなっていると言えます。

そうなると、、、
そう！　｢むくみ」ですね～。
他にも、疲れやすい、だるい、肩こり、首のこりなどの原因になります。

(リンパ関連、明日につづく)



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