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リーキーガット症候群1 [お腹の話]

リーキーガット症候群(LGS:Leaky Gut Syndrome、「腸管壁浸漏症候群」)とは、
腸壁に損傷もしくは穴ができてしまったため、
本来腸内にあるべき物質が漏れ出し、
さまざまな疾患を引き起こす病態のこと。

免疫系は、
本来腸内にあるべきはずの漏れ出してしまった物質を
異物と判断し、攻撃します。

リーキーガット症候群の代表的な症状
・アレルギー(アトピー,喘息、花粉症、etc)
・腸の不調(過敏性腸症候群、便秘、下痢、etc)
・自己免疫疾患(関節リウマチ、慢性疲労症候群、1型糖尿病、全身性エリテマトーデス、etc)
・原因不明の頭痛、偏頭痛、腹痛、発熱
・精神障害(うつ、統合失調症、パニック障害、etc)

リーキーガットの主な原因
・食生活の乱れ
・精製炭水化物(白砂糖、白小麦など)グルテン(小麦のたんぱく質)
・アルコール、カフェイン
・食品添加物
・食べ物の残留農薬
・水道水の塩素
・重金属、化学物質、石油化学製品
・環境ホルモン
・放射性物質
・抗生物質、制酸剤(胃薬)、頭痛薬(アスピリン、イブプロフェン、インドメタシン)
・ホルモン剤(ステロイド、ピル)
・免疫抑制剤
・歯科用充填剤(詰め物)
・ウイルス、細菌、カビ(カンジダなど)
・ストレス

抗生物質を内服すると、腸内細菌が全滅します。
すると、いつもは善玉菌が監視しているカビやウイルス、細菌が一気に繁殖。
特にカンジダが異常発生(カンジダ症)します。

カンジダはもともと人の腸に棲んでいる常在菌(イースト菌の一種)。
ふだんは腸内の善玉菌に押さえつけられておとなしくしていますが、
善玉菌がいなくなると、腸内に毒素をまき散らすのです。
これが、腸粘膜を傷つけ、リーキーガットを引き起こす。

原因が抗生物質以外のケースでも、
リーキーガットの人の腸内では、カンジダが多いそうです。

上記のような原因物質が腸に入ってくると、
善玉菌が減少し、悪玉菌やほかの細菌、ウイルス、カビ、カンジダなどが増え、
腸内毒素を大量発生させ、腸粘膜を痛め傷つけるのです。

【まとめ】
抗生物質や上記原因物質が腸内に入る

善玉菌減少、悪玉菌・細菌やウイルスなど増加

腸内毒素大量発生、腸粘膜を痛め傷つける

リーキーガット症候群



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