陰陽のバランスのくずれ

こんにちは。青山鍼灸院のaoyamaです。

最近ニュースを見ていると、
南半球の各地で、大洪水が起こっているようです。
また北半球では、寒波が来て、非常に寒い。

これって、地球規模で、陰陽のバランスが、
極端になってきているように感じられます。

たとえば、人の身体で考えてみましょう。
下半身が冷えているけど、上半身は熱い、
これは、「ほてり」として表れます。

陰陽のエネルギーが、ほどよくミックスされているべきものが、
別々に分かれてしまった状態です。

同じような事が、地球レベルでも起こっている。

最近、いろいろなレベルで、
中間がなくなり、どちらか極端になってきている、
そんか気がしています。

タグ：陰陽 バランス

陰陽論3

(昨日のつづき)

～左右の陰陽について：左が陽・右が陰～
「君子南面す」という言葉、聞いたことありますか？
帝王は南に向かって座るものだ、ということです。
すると、帝王の左手が東、右手が西になります。
太陽が昇ってくる東が陽、したがって左が陽、
太陽が沈む西が陰、したがって右が陰となるのです。

東洋医学においては、
左側に心臓があるから左が陽という説があります。
(なぜ心臓が陽なのかは、いずれ五臓六腑の話で…)

実際の鍼灸治療において、
脈を診るとき、患者さんの左側に立って診ます。
鍼を打つのも、左側から打ってます。(気づいてました？)
いきなり陰であり内の右から始めるより、
まず、陽であり外の左から始める方が患者さんが受け入れやすい、ということからです。

右からやったらぜったいいけないという話でありませんが、
一応、その流儀にのっとってやってます。

まあ、左右の陰陽は特殊ですが、
どんな感じが陰でどんな感じが陽か、感覚的につかんでいただければ、と思います。
で、この陰陽、どっちが偉いとかすごいとかいうことはありません。
あくまでも同じ軸のあっちとこっちというものです。

陰陽論は、東洋医学・東洋思想を語る上で、なくてはならないもの。
これからもちょくちょく出てくるかと思います。(よろしくです)
今回の「陰陽論」はここまでとさせていただきます。


夜明け：陰から陽へ移りゆくとき…　(モルディブ)


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陰陽論2

(昨日のつづき)

～背中とお腹の陰陽について～
Answer 背中が陽で、お腹が陰です。
その理由は、下の写真を見てください。
もともと動物はこのように4つ足です。
すると背中が上で外、お腹が下で内、ですから背中が陽でお腹が陰となるわけです。
弱いお腹は守られているのですね。



～左右の陰陽について～
Answer 左が陽で、右が陰
その理由は、、、？
左右って、いままでのものとはちょっとちがう感じがしますよね。
反対を向けば左右も反対になる、すごく相対的なものです。
ちょっと長くなるので、理由はまた明日!


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陰陽論1

中国思想では、物事・自然・宇宙の森羅万象を相反する2つの要素：陰と陽に分類しました。
それが「陰陽論」です。

下記にいくつかの事象を陰と陽に分けて並べてみました。
まあ理屈を考えるより、これを見ていただくと感覚的につかめると思います。


陰　　　　陽
女　　　　男
月　　　　太陽
夜　　　　昼
影　　　　光
冬　　　　夏
秋　　　　春
地　　　　天
水　　　　火
暗　　　　明
静　　　　動
内　　　　外
入　　　　出
下降　　上昇
受動的　能動的
消極的　積極的

ではここでQuestion!
冷えと熱さは？
簡単ですね～、冷えが陰で、熱さが陽です。

次、お腹と背中は？　右と左は？
答えは明日！


陰：ムーンセット　マウイ島キヘイから


陽：サンライズ　マウイ島ハレアカラ山頂から

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