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初めて鍼を打たれた時 [鍼灸治療・東洋医学]

こんにちは。青山鍼灸院のaoyamaです。

今日は、私が初めて鍼を打たれた時の事をお話します。
(プチ悲劇よ~!)

それは、鍼灸師になる前、たぶん20代中頃、
友人の紹介で、マッサージを受けに行く事になりました。
いやあ~、その頃はひどい肩凝りでしてね~。

うつ伏せで寝て、マッサージが始まると施術者(女性)が、、、
「ひどい肩凝りだねえ~、これは鍼を打ちましょう!」
???
えっ???

いきなりブスブスブス!
えええっ???

うつ伏せの私は、成すすべもなく、
私の承諾もなく、いきなり鍼を肩に打たれました。

うつ伏せだからわかりませんが、
多分10本くらいの鍼を、肩だけに刺されたと思います。

若くて、自己主張がそれほどできなかったその頃の私は何も言えず、
ただうつ伏せで寝て、、、まるで標本の蝶の気分。

やがて、鍼を抜かれ、マッサージをされました。

その後、1週間、肩がガチガチに硬い状態が続いたのでした。

これは、マッサージで言いう所の、揉み返しみたいなもの。
初めてなのに、突然の鍼の強い刺激に身体がびっくりし、
かえって筋肉が緊張してしまったのだと思われます。

しかも、鍼を打っていいかどうか、経験は有るか無いのかなど、
施術者は確認さえしなかった。
もちろん問診無し。
これは、あるまじき行為です。
少なくとも私はぜったいにやりません。

また、鍼の経験もない人に、
いきなり肩だけに鍼をたくさん打つなんて、とても危険な行為でもあります。

私の治療においては、
鍼を打つ前に、患者さんの身体の状態をチェックし、
しかも足や手といった体幹から遠いツボから打ち、
全体の気の流れを作ってから、部分の治療に入ります。

鍼灸師になって、改めて振り返ってみると、
とんでもなかったんだわ~、と思います。

当院にいらした方には、そういう思いをしてほしくない、
そう思って治療をさせていただいています。



よもぎ






タグ:鍼灸治療
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