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酵素と精 [鍼灸治療・東洋医学]

こんにちは。青山鍼灸院のaoyamaです。

今日は、酵素と精のお話。

酵素は、私たちが生きて行く上で、なくてなならないもの。
たとえば、食べ物を分解吸収するために必要なのが消化酵素。
消化酵素には、アミラーゼ、ペプシンなどがあります。
アルコールを分解するのはアルコール分解酵素。

私たちは酵素を体内で作っていますが、それには限りがあります。
一生の間に作られる酵素の量は遺伝子に組み込まれ決まっていて、
この酵素を使い切ると、生命活動は停止するそうです。

では、外から酵素を補うには、
生の食べ物を食べることです。
なぜなら酵素は熱に弱く、加熱すると壊れてしまうから、生なんです。

温野菜が流行っていたりしますが、
酵素の視点からすると、生の野菜も必要なのです。

もともとの酵素の量って生まれながら決まっているから、
生の食べ物を食べることで、酵素を補うことができる、ということですね。

同じ酵素の量を持つ人がいたら、
生の食べ物を食べる人と、食べない人では、
生の食べ物を食べる人の方が、長生きをするということ。

(もちろん、他の要因で死ぬもあるでしょうけど。)

この話、東洋医学の「精」に通じるものがあると思うんです。

精には、先天の精と後天の精があります。

先天の精は、両親から受け継いだ精のことで、生命の素となるもの。
先天の精は生まれながらに決まっていて、
これが無くなると人は死ぬ、と言われています。

ね、これって、酵素によく似てるでしょ。(↑↑上の文をご参照ください。)

そして後天の精は、飲食物より得られるもので、消化器系で作られ、
先天の精を補給し、生命活動を支える基盤となります。

これは、生の食べ物を食べて酵素を補う、ってことに通じている気がします。

何千年も前の東洋医学の知恵、
これが現代の知識にリンクしている、
すごいな~、と思います。






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