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当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) [鍼灸治療・東洋医学]

こんにちは。aoyamaです。

女性の漢方として有名な当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、
どんな症状に効果があるかみてみると、

貧血、冷え性、生理不順、生理異常、生理痛、更年期障害、めまい、、、
などが代表的なものとして上げられます。

でもこれらの症状が効く漢方薬は他にもあります。
では、何が決め手となるのか?

それは、
当帰芍薬散肝血(かんけつ)の不足に効くということ。

肝血の不足が根本的な原因としてあり、そのために、
貧血、冷え性、生理不順、生理異常、生理痛、更年期障害、めまい、、、
といった症状が出ている場合に、
当帰芍薬散が有効だということです。

なんて言われると、わからないよ~。
肝血の不足ってなんなの~?

肝血の不足とは、東洋医学的な考え方です。
肝は五臓六腑の肝、肝は血(普通に血液と考えていただいてかまいません)と、
深~い関係があるのです。
その血が不足している状態。

逆に肝血が不足すると、
貧血、冷え性、生理不順、生理異常、生理痛、更年期障害、めまい、、、
といった症状が出やすい、と言えます。

ただ注意していただきたいのは、
これらの症状があれば、イコール肝血の不足、というわけではないということ。

じゃあ、肝血が不足しているかどうか、どうやって見分けるの?

う~ん、これはやはり漢方の専門家にみてもらうしかありません。
素人判断は、無理ですね。

で、昨日、
当帰芍薬散は、虚の症状に有効、とご紹介しましたが、
何の虚なのかというと、肝血の不足、肝血の虚ということなのです。

一般の方には、肝血の虚、と言っても、理解できないので、
貧血、冷え性、生理不順、生理異常、生理痛、更年期障害、めまい、、、
といった症状が先行するのだと思いますが、
症状だけで漢方薬を決めるものではないのです。

実際には、
脈診、舌診、腹診、問診、皮膚の色つや、声、目つき、顔色、etc
などなど、症状も含めて身体が発するサインを読み取り、
漢方薬を決定していくのです。

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