SSブログ

土用の丑の日(2017年) [その他]

こんにちは。青山です。

今年2017年の土用の丑の日は、
7月25日(火)と8月6日(日)

「土用の丑の日はうなぎを食べる」ということは、多くの人が知っていますが、
いったいどういう日で、なぜなのでしょう。

土用とは?
春・夏・秋・冬それぞれの季節と季節の間の期間(約18日間)を
「土用」といいます。
したがって土用の期間は年に4回あります。

東洋的な暦では、立春(通常2月4日)を一年の始まりとし、
この日が春の始まり。
立春の日から72日間が春、次の18日間が土用、
次の72日間が夏、土用の期間が18日・・・と続いていきます。

春(72日間)→土用(18日間)→夏(72日間)→土用(18日間)→
秋(72日間)→土用(18日間)→冬(72日間)→土用(18日間)→

※この日数だと、一年は360日になってしまいますが、
実際には5日分を微調整しています。

「土用の丑の日はうなぎを食べる」という場合、夏と秋の間の土用(夏の土用)をさします。

「土用」とは、「土の気」が旺盛になる期間です。
「土の気」には物を変化させる力があり、
この期間は季節の変わり目でもあることから、
とかく不安定な期間なのです。

丑の日
各日にちには、十二支:子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥が、
この順番で配当されています。この中の「丑の日」ということです。
十二支もそれぞれ五行の性質を持っていて、丑は「土」になります。

したがって、
「土用の丑の日」は、「土の気」がとても旺盛になる日、ということです。

そもそも夏のこの時期は、胃腸の働きが低下したり、体力を消耗して、
疲労がたまりやすいものです。
また東洋医学的で、「土」は臓腑でいうと「脾胃」(消化器系)の性質があり、
また「土」は変化を表わすので、消化器系が不安定になりやすい、といえます。

なぜ「うなぎ」なのか?
これにはいろいろな説があるようです。
ひとつに「土用の丑の日」には、”う”のつく もの、
たとえば瓜、うどん、ごぼう、などを食べるという風習がありました。
特にうなぎを食べるという習慣は、江戸時代からだそうです。

うなぎの旬は冬。
売り上げの落ちる夏に、なんとか売り上げをのばしたいと、
うなぎ屋が平賀源内に相談したところ、
「本日 土用の丑の日」と貼り出すよう指示。
これが大繁盛した、という説があります

夏バテしやすいこの時期に、体力・精力をつけるために、
栄養のある「うなぎ」を食べよう!ということが人々の心をつかみ、
習慣化したのでしょう。


青山鍼灸院HP

nice!(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。