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相剋関係 [五行論]

ある五行が他のある五行を 抑えたり、支配したり、弱めたりする関係
相剋関係」(そうこくかんけい)(ある五行が他のある五行を剋する)といいます。

木火土金水を順番に五角形に並べ、相剋関係を順に見て矢印で示していくと、
次のようになります。

5star12.jpg木は土の養分を吸い取ります。
すなわち木は土を弱める。
これを「木剋土」(木は土を剋する)といいます。木→土







5star13.jpg土は水を濁らせたり、せき止めます。
すなわち土は水を弱める。
これを「土剋水」(土は水を剋する)といいます。土→水







5star14.jpg水は火を消します。
すなわち水は火を弱める。
これを「水剋火」(水は火を剋する)といいます。水→火







5star15.jpg火は金を溶かします。
すなわち火は金を弱める。
これを「火剋金」(火は金を剋する)といいます。火→金







5star16.jpg金は木を切ったり削ったりします。
すなわち金は木を弱める。
これを「金剋木」(金は木を剋する)といいます。金→木







あ~ら不思議、最後には星の形ができました!
五行の関係の中には、星が隠されているのですね!!



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五行論 [五行論]

「五行論」という言葉、耳にしたことがあるかと思います。

陰陽論と同様、五行論は東洋(中国)医学だけでなく、
中国思想のさまざまなものの基礎となっています。

昔から中国思想では、自然界のさまざまな物・事象を「木火土金水」5つの要素に分けました。
何かを理解する上で、「分類する」というのは、よく使われる手ですよね。

「木火土金水」は「もっかどごんすい」 または 「もっかどきんすい」 と読みます。
(私は「もっかどごんすい」と言ってます)

五行のそれぞれの特徴・性質は、
私たちが普通に考える木・火・土・金・水と同じです。
ちなみに英語でいうと、
木はtree、火はfire、土はearth、金はmetal、水はwater。

そしてこの五行は単独で存在するのではなく、お互いに関係性を持っているのが特徴です。

では、木火土金水は東洋医学とどういう関係があるのでしょう?

五臓六腑にしみる~なんて言ったりしますよね。
この五臓六腑とは、、

五臓=肝・心・脾・肺・腎
六腑=胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦

です。

漢字をみて、どの臓器か、だいたいおわかりいただけるかと思います。
ちょっとわかりづらい点として、
・脾は脾臓なんですが、実際の臓器としてはすい臓の働きと考えられています。
・三焦なんて臓器はありません。 これは臓器ではなく機能とお考えください。
身体の上から下までの水分代謝、流れみたいなものです。

肝は肝臓、心は心臓、腎は腎臓、胆は胆のう、あとはそのままです。

この五臓五腑(三焦を抜かして)が五行・木火土金水にあてはめられ、
かつ、それぞれの行を陰陽にわけて臓腑が配当されます。
臓が陰、腑が陽。まとめると、

     臓(陰)  腑(陽)
木    肝    胆
火    心    小腸
土    脾    胃
金    肺    大腸
水    腎    膀胱

となります。



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冬は腎が冷える季節 [五行論]

こんにちは。青山です。

このところ急に寒くなりました。
一気に冬がやってきた感じですね。

冬は五臓でいえば、「」の季節。
腎に変動が出やすいのです。
すると、
冷える、温めても体が温まらないだるい、力がでない、気力が低下、眠い、、、
といった症状が出ます。

いつもと同じくらい寝ているのに、とても眠い、
という人は、腎が疲れているかもしれません。

いつもより多めに睡眠時間を取り、
腎を補う治療をするといいでしょう。

自宅でできることとしたら、、、

下腹部や背中の腎臓辺りは腎のエリア。
ここに手をあて、気を補います。
これだけでも効果あります。
使い捨てカイロを貼るのもいいでしょう。
また、身体をしっかり温め、冷やさないことは必須です。





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爪が伸びるスピードと肝 [五行論]

こんにちは。青山です。

鍼灸の専門学校に入学(約20年ほど前)してからですが、
毎日爪切りをしなくてはならないくらい、
爪が伸びるスピードが早くなりました。

たぶん、
定期的に鍼灸治療を受けるようになったこと、
手先を使うことが多くなり、爪への血流が良くなったこと、
などが理由に上げられると思います。

ところが、
鍼灸の学生時代、北京に研修旅行に行った時のことですが、
旅行中の1週間、ぜんぜん爪が伸びなくなりました。

その旅行で、食べ物の油にあたり、消化器系をやられてしまい、
たぶんそのせいでしょう。

そしてその北京旅行以来、あまり爪が伸びなくなったのです。
毎日爪切りをしなくてはならないくらいだったのが、
1週間たっても切らなくて大丈夫だなんて、
あまりの差にびっくり!

東洋医学では、爪は五臓の「肝」と関係しています。
肝の状態が爪に表れるのです。
北京で肝の気を取られてしまったのかもしれません。

さて、その後しばらくして、徐々に爪が伸びるようになりました。
今では爪切りは2日に1度くらいです。
毎日よりこのくらいのペースの方がいいですかね。

爪の状態も、健康状態を表わします。
日頃から、よく観察してみてください。


【参考資料】
●五臓六腑:肝・胆
http://ymgnet.sakura.ne.jp/ymgnet/snq/5zou-kan.html


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四種類の仙人 [五行論]

こんにちは。青山です。

鍼灸医術のバイブルと言われる「黄帝内経」の上古天真論篇第一 に
天地とつながり、陰陽の変化、規則をよく把握し、
自然の法則に順応し、不老不死の養生方法を実現した
といわれる仙人が出てきます。

この仙人には四種類あります。
レベルの高い順にご紹介します。


真人
心身ともに天地の運行に溶け込んだ状態となり
その寿命は天地と同じく無限である。


至人
天地の大道のかない、その寿命を可能な限り延ばすことはできる。


聖人
心身ともに過労せず、百歳以上の寿命が享受できる。


賢人
自然の正邪をわきまえ悪い気にあたらないように気をつけ長生きできる


聖人や賢人はまだまだ下のレベルなのです。



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