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是動病(ぜどうびょう):胃 [鍼灸治療・東洋医学]

こんにちは。青山鍼灸院のaoyamaです。

東洋医学の病証の中に、「是動病(ぜどうびょう)」というものがあります。
これは、簡単に言うと「経絡の病」というものです。

これに対して「所生病(しょせいびょう)」というものがあり、
これは、「臓腑の病」です。

ま、あまり難しく考えないで下さいね。

是動病の中におもしろいものがあるので、それを紹介しようと思って。

胃の是動病の症状の記述です。

酒酒として振寒す。
善く呻る。
数々欠す。 (欠はあくびのこと)
顔黒し。
病至れば、即ち人と火を悪み (人を嫌う)
木声を聞けば、すなわち愓然として驚く。

心動かんと欲し、
独り戸を閉めて牖(まど)を塞ぎて処る。

甚だしければ、高きに上りて歌わんと欲し、
衣を棄てて走らんと欲す。
賁響し腹脹る。

・・・・・・・・・・

「甚だしければ、高きに上りて歌わんと欲し、
衣を棄てて走らんと欲す。」

これ、私の好きなくだりです!!
こんな人、いましたよね(笑)!

こういう人は、東洋医学的に胃の経絡の病なのです!!!

こんな事まで書いてある東洋医学って、おもしろいな~と思います。




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よもぎは高い所が好き!


タグ:是動病
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