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酸蝕歯(さんしょくし) [歯の話]

こんにちは。青山です。

先日歯医者さんに行った時のこと、
私が炭酸水を持っているのを見た歯科衛生士さんに、
「炭酸水はよく飲まれるんですか?」
と聞かれました。

私「はい。?」

「酸蝕歯(さんしょくし)ってご存知ですか?
本来口の中は中性なんです。
炭酸水は酸性なんですけど、
長時間口の中が酸性になっていると、
歯のエナメル質が溶けやすくなってしまうんです。

青山さんの場合、まだ酸蝕歯の状態になっていませんが、
酸には気をつけた方がいいですよ。」

私「そうだったんですね。わかりました!
では、炭酸水や酸性の強いものを取ったあと、
どうしたらいいですか?」

「唾液が中性に戻そうとするのですが、
それには30分とか、かかるんです。
口の中が酸性になっている時間が長いとよくないので、
長い時間かけて飲まないで、なるべく早く飲んでしまう方がいいんです。
そして飲んだあと、口を水でゆすぐといいですよ。」

では、食べた後すぐに歯みがきをすればいいのでしょうか?

口の中が酸性になった場合、
歯から「カルシウム」や「リン」などのミネラル成分が溶け出す
「脱灰(だっかい)」という現象が起きます。
これが虫歯を引き起こす原因となります。

しかし、口の中では「再石灰化(さいせっかいか)」という、
唾液によって溶けたミネラルを元の正常な状態に戻す作用が働いてくれます。
これにより、溶けてしまった歯を修復することが可能なのです。

ところが、再石灰化が起きる前に歯を磨いてしまうと、こ
の修復機能が作用しなくなってしまいます。
歯磨きは「1時間程」経過してから行う方がいいのです。

主な酸性の食品
•コーラやサイダーなどの炭酸飲料
•梅干しや酢の物
•柑橘系の果物
•ビールやワインなどのアルコール
•クエン酸やリンゴ酸を含むスポーツドリンク


青山鍼灸院HP

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